平成22年6月10日制定:DALAB行動指針 †
広くCAEの技術開発に対し、
ものづくりへの貢献を志して、
一生懸命に勉強し研究しよう。
平成22年6月10日制定:DALABでの研究者の心構え †
以下の心構えは、ユニクロ社長:柳井正氏の著書「一勝九敗」にある経営者十戒を、研究者用に置き換えたものである。
- 研究者は、何が何でも目に見える結果を出せ。
- 研究者は、明確な方針を示し、首尾一貫せよ。
- 研究者は、高い理想を持ち、現実を直視せよ。
- 研究者は、常識に囚われず、柔軟に対応せよ。
- 研究者は、誰よりも熱心に、自分の研究をせよ。
- 研究者は、部下を徹底的に鍛え、勇気付けよ。
- 研究者は、対処でなく本質的な問題解決をせよ。
- 研究者は、リスクを読みきり、果敢に挑戦せよ。
- 研究者は、ビジョンを示し、将来をつかみ取れ。
- 研究者は、素直な気持ちを持って、即実行せよ。
平成22年7月22日制定:DALABの活動の進め方 †
以下の内容は、遠藤功著「未来のスケッチ」において旭山動物園の取り組みを分析したものを引用し、研究室に当てはめたものである。
1:展望 †
- 「思い」こそすべての出発点である。厳しいときこそ皆で「思い」を語り、「スケッチ(旗)」を掲げることが必要である。
- 「思い」は「スケッチ」によって具現化するべきである。「スケッチ」と言う目に見える形に落とし込んだ「思い」は必ず実現する。
- 「スケッチ」は「信念」という独自の「軸」で貫かれていなければならない。組織の全員が共感し実践する「信念」こそが研究室の存在理由である。
- 研究室の運営危機のときこそ、「信念」に魂がやどり、ゆるぎない「軸」となる絶好のチャンスである。危機とは展望を確かなものとする試練である。
2:意識 †
- 「信念」を実現するのは自分たちだという研究現場の強い当事者意識こそが、競争力の源泉である。
- 外部からの刺激によって自分の意識が変わるとき「信念」は強固なものとなり、目前の状況も違って見える。
- 「信念」は足元の小さな「行動」の積み重ねによって、自分たちの意識のなかに刷り込まれてゆく。
- 役割や担当業務を的確に表す「名称:担当」の付与は、自分たちの意識の変革を加速してゆく。
3:戦略 †
- 運営とは差別化であり、「際立つ」ことである。ミニチュアやイミテーションでは存在意義はない。
- 差別化は試行錯誤の繰り返しによる、現場の小さな創意工夫の積み重ねによって生まれる。
- 設備と言う「ハード」ではなく、知恵と工夫による「ソフト」の力こそ、本物の差別化となる。
- 「際立つ」ためには、「選択と集中」による質の追求が不可欠である。手当たりしだいは戦略の不在である。
4:現場 †
- 「手作り」という自前主義こそ、現場力を鍛える最善の方法である。安易な外注化は現場力を劣化させてしまう。
- 人が足りないことは決してマイナスではない。自分らで何でも挑戦し、創意工夫する絶好のチャンスである。
- 現場での挑戦の7割は失敗する。だからこそ知恵を生かす余地がある。それを楽しむことが本当の現場力である。
- 現場での原体験によって「信念」が刷り込まれてゆく。薄っぺらい言葉遊びからは強い「信念」は生まれてこない。
- 「信念」でつながることによって、組織としての現場力は高まってゆき、何にでも挑戦して行けるようになる。
5:人材 †
- 「担当制」で思いきって任せることで、自ら考える自律的で能動的な研究スタッフが生まれる。
- 「代番制」は相互学習しながら、それぞれの作業にブラックボックスを作らない効果がある。
- 「勉強会」は互いに刺激しあい、自主的に切磋琢磨するきっかけをつくる場として機能する。
- 挨拶のある良い職場環境を作ることは、スタッフ一人一人の意識的な努力の結果として生まれる。
6:連携 †
- 独自の「価値創造」にこだわり目標に専念する。業績評価の向上は、その結果に過ぎない。
- 社会は「価値」を伝える相手であり厳しい評価者である。価値を納得させることが大切だ。
- 研究活動のコミュニティにおいて、仲間を一人一人作ってゆくことが運営の基本活動だ。
- 積極的な仲間が「研究の価値」を作り周囲へと広がって行く。「価値創造」とは仲間との共創である。
7:変革 †
- 運営は成功してからが難しい、常に挑戦者でああり続けることが不可欠である。
- 「未来のスケッチ」を描き挑戦することによってのみ、研究室は進化する。
- 変化は不可欠だが、そこに「不変となる基軸」を大切にしなければならない。
- 基軸があってこその変化である。この変革こそ研究室の運営の本質である。
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